mixhostでは、LiteSpeed CacheをはじめとするWordPress高速化機能をご利用いただけます。
LiteSpeed Cacheについて
LiteSpeed Cacheとは、LiteSpeed Webサーバーで利用できるキャッシュ機能です。
非常に高速かつ高性能で、キャッシュを有効にする事により、導入前と比較して数十倍〜数百倍程度、圧倒的に高速化する事が可能です。
また、サーバーの負荷が低くなる為、アクセス集中時にも安定してご利用いただけるようになります。
LiteSpeed Cacheは、WordPressのプラグインを導入するだけで簡単にご利用いただけます。
※本プラグインの詳細な設定内容につきましては、弊社サポートの対象外となっております。導入・ご利用は、お客様のご判断にてお願いいたします。
導入前の注意事項
- 一般的なキャッシュプラグイン(WP Super Cache、W3 Total Cache、WP Fastest Cacheなど)を既に導入している場合は、LiteSpeed Cacheを導入する前にアンインストールする必要がございます。
- 一部のWordPressテーマや環境では、LiteSpeed Cacheプラグインが正常に動作しない場合がございます。この場合、他のキャッシュプラグインをご利用をご検討ください。
- LiteSpeed Cacheプラグインを有効にした際に、PCでサイトの閲覧を行っている際にモバイル表示が行われたり、スマートフォンで閲覧を行っている際にPC表示が行われる事例がございます。この場合、 「[2]キャッシュ モバイルをキャッシュ」の項目を「有効」として頂くことで解決する場合がございます。
LiteSpeed Cacheプラグインの導入方法
1)WordPressの管理画面にログインし、左側のプラグインにカーソルを合わせ、その横に表示される新規追加をクリックします。
2)右上の検索窓に「LiteSpeed Cache」と入力し、検索します。
3)LiteSpeed Cacheが表示されたら、枠内の今すぐインストールをクリックします。
4)インストールが完了したら、プラグインを有効化をクリックします。
エラーメッセージが表示された場合
「LiteSpeed Cache was unable to write to your wp-config.php file. Please add the following to your wp-config.php file located under your WordPress root directory: define('WP_CACHE', true);」というエラーメッセージが表示された場合、下記手順に従って操作を行って下さい。手順が完了していないとキャッシュは有効になりません。
1)FTP、もしくはファイルマネージャーから、WordPressをインストールしたディレクトリに存在しているwp-config.phpを開き、編集可能な状態にします。
2)ファイルの下の方にある、下記いずれかの行を探します。
/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */
/* That's all, stop editing! Happy blogging. */
3)上記行の1つ上の行に、下記を記述します。
define('WP_CACHE', true);
※上記行がすでにwp-config.php内に存在している場合は、さらに追記する必要はございません。
4)編集が完了したら、ファイルをサーバー上に保存します。
LiteSpeed Cacheプラグインの設定内容
上記手順でプラグインをインストールいただきましたら、LiteSpeed Cacheをご利用いただける状態となっております。
通常は設定をご変更頂かなくとも問題ございませんが、必要に応じて下記の設定をご確認下さい。
1)左側のLiteSpeed Cacheにカーソルを合わせ、その横に表示される設定をクリックします。
2)「[1]全般」タブからLiteSpeed Cache設定を有効にします。通り下記の通りです。
- LiteSpeed Cache を有効にする
キャッシュのON/OFFを設定します。キャッシュを有効にする場合は、有効にチェックを入れて下さい。プラグインをインストール後はデフォルトで有効に設定されています。
LiteSpeed Cacheプラグインの設定詳細
プラグインの詳細な設定内容につきましては、下記の通りとなっております。
[1]全般
- デフォルトのパブリックキャッシュ TTL
公開ページのキャッシュする期間を秒単位で指定します。 - デフォルトのプライベートキャッシュ TTL
ページのキャッシュ時間を秒で設定します。 - デフォルトのフロントページ TTL
フロントページのキャッシュする期間を秒単位で指定します。 - デフォルトのフィード TTL
フィードのキャッシュする期間を秒単位で指定します。30秒以下に設定した場合、Feedはキャッシュされません。 - デフォルトの404ページ TTL
Feedのキャッシュ時間を秒で設定します。30秒以下に設定した場合、Feedはキャッシュされません。 - デフォルトの403ページ TTL
Feedのキャッシュ時間を秒で設定します。30秒以下に設定した場合、Feedはキャッシュされません。 - デフォルトの500ページ TTL
Feedのキャッシュ時間を秒で設定します。30秒以下に設定した場合、Feedはキャッシュされません。
[2]キャッシュ
- ログインしたユーザーをキャッシュ
ログイン中ユーザーのフロントエンドページをプライベートキャッシュします。
- コメントをキャッシュ
保留中のコメントを持つコメント投稿者をプライベートキャッシュします。 このオプションを無効にすると、非キャッシュのページがコメント作成者に配信されます。
- REST API をキャッシュ
WordPress の REST API 呼び出しによるリクエストをキャッシュします。
- ログインページをキャッシュ
このオプションを有効にすると、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があります。
- favicon.ico をキャッシュ
有効にした場合、favicon.ico がキャッシュされます。このリソースのキャッシュと、PHP の不必要な呼び出しを避けることによってサーバーのパフォーマンスが向上します。
- PHP リソースをキャッシュ
いくつかのテーマとプラグインは、 PHP リクエストによってリソースを追加します。 このページのキャッシュと、PHP の不必要な呼び出しを避けることによってサーバーのパフォーマンスが向上します。
- モバイルをキャッシュ
有効にすると、モバイルビューは個別にキャッシュされます。 レスポンシブデザインで構築したサイトは、これをチェックする必要はありません。レスポンシブ非対応のテーマなど、PCとスマートフォンで表示を切り替える必要がある場合はチェックを入れます。良く分からない場合は「有効」としてください。
PCにてサイトを表示しているのにモバイル向けサイトが表示される、スマートフォンで閲覧しているのにPC向けサイトが表示される、などの不具合が発生している場合は、「有効」にすることにより解消する可能性がございます。
- プライベートキャッシュ URIs
これらの文字列を含む URIパスはパブリックとしてキャッシュされません。
- ブラウザーキャッシュ
ブラウザのキャッシュは、静的ファイルをユーザーのブラウザ内でローカルに格納します。静的ファイルの反復要求を減らすには、この設定をオンにします。
[3]パージ
- アップグレード時にすべてをパージする
有効にすると、WordPressのコアのプラグイン、テーマがアップグレードされたときキャッシュは自動的にパージされます。デフォルトで有効となっていますので、通常は変更しないようにしてください。
- 公開 / 更新の自動パージルール
フロントやホームページ以外のページの投稿にリンクされた動的ウィジェットがある場合、「すべて」選択します。
他のチェックボックスは無視されます。
現在使用されているアーカイブタイプのみを選択し、他のタイプは未チェックのままにすることができます。
- スケジュールされたパージURL
指定されたURL(1行に1つのみ記載可能)は、"パージ予定時間"で設定された時刻に自動的にパージされます。
- パージ予定時間
スケジュールされたパージURL" リストをパージする時間を指定します。 時刻はサーバー時刻を元に実行されます。
[4]除外
- URIs をキャッシュしない
指定した文字列を含むパスはキャッシュの対象外として指定できます。
- クエリ文字列をキャッシュしない
これらのパラメータを含むクエリ文字列はキャッシュされません。1行に1つずつ指定してください。
- カテゴリをキャッシュしない
すべてのカテゴリはデフォルトでキャッシュされます。 カテゴリ がキャッシュされないようにするには、ここに入力します。 1行に1つずつ指定してください。
- タグをキャッシュしない
タグ がキャッシュされないようにするには、ここに入力します。(すべてのタグはデフォルトでキャッシュされます。)
- クッキー をキャッシュしない
クッキー がキャッシュされないようにするには、ここに入力します。
- ユーザーエージェントをキャッシュしない
ユーザーエージェント がキャッシュされないようにするには、ここに入力します。
- ロールをキャッシュしない
特定のロールだけをキャッシュしないように設定できます。
[5]最適化
- CSS 圧縮化
CSS ファイルを圧縮し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。オンにするとテーマや環境によってはサイトのレイアウト表示が崩れたり機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- CSS 結合
CSSファイルを結合し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。オンにするとテーマや環境によってはサイトのレイアウト表示が崩れたり機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- CSS HTTP/2 プッシュ
要求される前にあらかじめブラウザに内部 CSS ファイルを送信します。https化しているサイトのみ利用が可能です。
- JS 圧縮化
JSファイルを圧縮し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。オンにするとテーマや環境によってはサイトのレイアウト表示が崩れたり機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- JS 結合
JSファイルを結合し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。オンにするとテーマや環境によってはサイトのレイアウト表示が崩れたり機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- JS HTTP/2 プッシュ
要求される前にあらかじめブラウザに内部 JSファイルを送信します。https化しているサイトのみ利用が可能です。
- CSS/JS キャッシュ TTL
CSS/JS ファイルがキャッシュされる時間を秒単位で指定します。最小値は 3600 秒です。
- HTML 圧縮化
HTMLファイルを圧縮し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。HTML コンテンツを圧縮化します。
- CSSを非同期ロード
CSSファイルのロードを非同期し、環境によってはサイトを高速化することが出来ます。オンにするとテーマや環境によってはサイトのレイアウト表示が崩れたり機能が正常に動作しなくなる可能性があります。
- JS Deferredをロード
オンすることで、環境によってはリソースの競合を減らし、パフォーマンスを向上させることができます。
- JQueryを除外する
jQuery の最適化を防ぐことにより、インライン JS との互換性を向上させます。
[6]チューニング
- CSS 結合の優先度
最適化タブにて指定した、結合した CSS ファイルを他の CSS ファイルの前に読み込むことができます。CSSファイルを結合した場合に、サイトの表示が崩れる場合の修正が行える場合があります。
- CSS 除外
リストされた CSS ファイルは、縮小/結合されません。 完全なURLと部分文字列の両方を使用できます。
- JS 結合の優先度
最適化タブにて指定した、結合した JSファイルを他のJSファイルの前に読み込むことができます。JSファイルを結合した場合に、サイトの表示が崩れる場合の修正が行える場合があります。
- JS 除外
リストされた JS ファイルは、縮小/結合されません。 完全なURLと部分文字列の両方を使用できます。
- クエリ文字列を削除
静的リソースからクエリ文字列を削除します。
- Googleフォントを削除
すべてのページで Google フォントの読み込みを禁止します。
- 重要な CSS ルール
CSSを非同期ロード を有効にする場合は、折り畳まれたコンテンツのクリティカルなCSSルールを指定します。
- JS 繰延を除外
指定されたJSファイルは遅延されません。 完全なURLと部分文字列の両方を使用できます。
- WordPress 文字を削除
wordpress.orgの絵文字の読み込みを停止します。
- 除外 URI
リストされたページの最適化を防ぎます。 完全なURLと部分文字列の両方を使用できます。
- 役割除外
特定のロールだけを最適化の対象から除外できます。
[7]メディア
- 画像 遅延読み込み
画像がビューポート(表示領域)に入った際にロードさせることで、ページの読み込み時間を改善することが出来ます。
- 画像 遅延読み込みを除外
リストされた画像は遅延読み込みされません。 完全なURLと部分文字列の両方を使用できます。
- 画像 遅延読み込みプレースフォルダ
プレース ホルダーとして使用でき、他の画像の読み込みが完了する base64 の画像を指定します。
- Iframes 遅延読み込み
Iframesがビューポート(表示領域)に入った際にロードさせることで、ページの読み込み時間を改善することが出来ます。
- 最適化ポーリングを無効にする
このオプションを オン に設定すると、LiteSpeed の Image Server から最適化された画像を取得する cron ジョブが無効になります。
- WebP 画像への置換
画像を最適化された .webp バージョンに置き換えることにより、読み込み時間を大幅に改善される場合があります。
[8]CDN
- CDNを有効にする
オンにすることで、コンテンツ配信ネットワークの使用を有効に出来ます。
- CDN URL
使用する CDN URLを指定します。
- 元の URL
CDNを通じて提供されるサイト URLを指定します。
- 画像を含める
CDN を介してすべての画像ファイルを提供します。
- CSS を含める
CDN を介してすべてのCSSファイルを提供します。
- JS 含める
CDN を介してすべての JavaScript ファイルを提供します。
- ファイルの種類を含める
CDN リンクで置き換えられる静的ファイルタイプのリンクを指定します。
- 除外パス
これらの文字列を含むパスは、 CDN から配信されません。
- JQuery をリモート読み込み
ローカルではなくリモートの CDN サービスから jQuery を読み込むことによりページの読み込み時間を改善します。
[9]ESI
- ESIを有効にする
ログイン中ユーザーの公開ページをキャッシュできるようにし、ESI ブロックを介して管理バーとコメントフォームを提供します。
- 管理バーをキャッシュ
ビルドインの管理バーESIブロックをキャッシュします。
- コメントフォームをキャッシュ
ビルドインのコメントフォームESIブロックをキャッシュします。
- グループを変更
特定のユーザーロールには表示されるが他のロールには表示されないパブリックコンテンツがサイトに含まれている場合は、それらのユーザーロールに対して Vary Group を指定できます。例えば、管理者の異なるグループを指定すると、管理者向けに編集された公開された別のページ(「編集」リンクなど)があり、他のすべてのユーザーの役割にはデフォルトの公開ページが表示されます。