他サーバーからmixhostに、WordPressプラグイン「Duplicator」を使用して移転する方法をご紹介いたします。
プラグインを使用しない方法をご希望の方はこちらをご参照下さい。
別のプラグインAll-in-One WP Migrationを使用する方法をご希望の方は、こちらをご参照下さい。
注意
- Duplicator(1.2.40以前)にて脆弱性が確認されております。これまでにDuplicator(1.2.40以前)をご利用頂いたことのあるお客様につきましては、こちらの内容を「Duplicator(1.2.40以前)の脆弱性について」を必ずご確認ください。
- こちらでご紹介している内容は、一般的なWordPressの移転に対応した方法です。一部のサービスおよびカスタマイズされたWordPressの移転には、正常に行えない場合があります。
はじめに
- サーバーの移行は、WordPressのデータの移行と独自ドメインの設定を行います。
- この作業ではDuplicatorというWordPressプラグインを使用します。
- 独自ドメインを取得したサービスで、ネームサーバーの変更方法を予めご確認下さい。
- mixhostへお申し込みがまだの方は、先にお申し込み下さい。
- 移行が完了するまで、他サーバーの契約は継続して下さい。
- 他サーバーの空き容量が足りないと失敗する場合があります。上手くいかない場合は空き容量に余裕があることをご確認下さい。
- 移行作業の前に独自ドメインのネームサーバーを変更しないで下さい。
他サーバーでの移行事前準備
移行作業を行う前に、まずは現在ご利用中の他サーバーからデータをエクスポートし、ダウンロードします。
WordPressの更新
作業の前に、不具合の防止の為、現在他サーバーでご利用中のWordPressを最新バージョンに更新します。
既に最新版をご利用の場合は、この作業は飛ばしていただいて問題ございません。
1)WordPressの管理画面にログインし、左側のダッシュボード>更新をクリックします。
2)WordPressの新しいバージョンがあります。と表示されている場合、今すぐ更新をクリックします。
3)更新が完了しましたら、次の手順に進みます。
WordPressプラグインのインストール
1)WordPressの管理画面にログインし、左側のプラグインにカーソルを合わせ、新規追加をクリックして下さい。
2)右上の検索窓にDuplicatorと入力し、検索して下さい。
3)検索結果からDuplicatorを探し、今すぐインストールをクリックして下さい。
4)有効化ボタンが表示されたらクリックして有効化して下さい。
5)左側のメニューから、Duplicatorにカーソルを合わせ、Packagesをクリックして下さい。
6)右上のCreate Newをクリックして下さい。
7)パッケージを作成します。基本的に初期設定のままで問題ありませんので、Nextをクリックします。
8)スキャン結果が表示されます。特に問題なければBuildをクリックします。
9)Buildがはじまります。しばらく時間がかかりますので、完了するまでお待ち下さい。
10)Buildが完了しました。Package Completedと表示されたら、InstallerとArchive両方をダウンロードして下さい。
これで他サーバーでの移行事前準備は完了です。
mixhostでの移転事前準備
他サーバーにてエクスポート、及びダウンロードが完了したら、次はmixhostで移転事前準備を行います。
独自ドメインの設定
移転を希望する独自ドメインを設定します。URLを変更せずに移転する場合は、現在他サーバーでご利用中のドメインをご設定下さい。mixhostにて新しいドメインを利用する場合は、新しいドメインをご設定下さい。mixhostの初期サブドメインを利用する場合は、次の手順に進んで下さい。
1)cPanelにログインします。
2)独自ドメインを追加します。ドメイン>アドオンドメインをクリックします。
3)新しいドメイン名を入力します。サブドメイン、ドキュメントルートについては、入力欄をクリックすると自動的に入力されます。通常はデフォルトのままで問題ありません。入力が完了したら、ドメインの追加をクリックします。数分程度時間がかかる場合がありますので、そのままお待ち下さい。
- 新しいドメイン名
利用したい独自ドメインを入力します。wwwを付ける必要はありません。
※日本語ドメインをご利用される方は、Punycodeで入力する必要があります。Punycodeが不明な場合は、http://punycode.jp/に日本語ドメインを入力することにより、変換する事ができます。 - サブドメイン
「サブドメイン.初期ドメイン」でもアクセス可能なアドレス設定します(例:subdomain.example.mixh.jp)。このサブドメインは必須です。移行作業中の確認などに便利です。独自ドメインのサブドメインではありませんのでご注意下さい。 - ドキュメントルート
Webサイトデータをアップロードするフォルダを選択します。ドメイン毎に別々のドキュメントルートを設定する事により、複数のドメインで別々のWebサイトを運用できます。
フォルダの場所に制限はございませんので、使いやすいフォルダをご自由にご指定下さい。 - このアドオンドメインに関連付けるFTPアカウントを作成します。
Webサイト毎に別のFTPアカウントでWebサイトデータをアップロードしたい場合などに選択します。例えば、Webサイト毎に管理者が異なる場合などにご利用できます。通常はチェックを入れる必要はありません。
4)設定完了画面が表示されたら、独自ドメインの追加は完了です。
独自ドメインでのアクセス設定
移転作業を進めるためには、お客様のPC環境から独自ドメインでアクセス可能にする必要がございます。
- ネームサーバーを変更する方法 [初心者向け]
移転作業の段階において、ドメイン管理会社様で設定しているネームサーバーを、mixhostのものに変更します。この方法はリスクが少なく簡単ですが、Webサイトにアクセスできない期間が発生します。 - hostsファイルを使用する方法 [上級者向け]
PC上のhostsファイルを編集し、一時的にお客様のPCから新しいサーバーにドメイン名でアクセスできるよう設定します。お客様のPCの設定を編集する為、間違って設定した場合などリスクは発生しますが、Webサイトを無停止で移転する事が可能です。
なお、mixhostの初期サブドメインを使用する方法につきましては、プラグインによってWordPress内部のURL設定が全てサブドメインに変更されてしまいますので、推奨しておりません。
【選択項目】ネームサーバーを変更する方法 [初心者向け]
現在ご利用中のドメイン管理会社様のWebサイトにて、ネームサーバーをご変更いただき、数時間〜72時間程度お待ち下さい。ネームサーバーの確認方法はこちらをご参照下さい。
数時間程度で反映される事が一般的ですので、定期的にご確認下さい。
ドメイン名でアクセスした際に、Index of /と書かれた画面が表示されましたら、次の手順に進んで下さい。
変更方法が不明な場合は、ドメイン管理会社様にお問い合わせ下さい。
【選択項目】hostsファイルを使用する方法 [上級者向け]
1)hostsファイルの設定方法をご参照の上、ご設定下さい。
2)ドメイン名でアクセスした際に、Index of /と書かれた画面が表示されましたら、次の手順に進んで下さい。
mixhostへのデータの移転
セキュリティ設定
mixhostでは、標準でディレクトリ内のファイルの一覧が表示される仕様となっておりますが、Duplicatorを使用する上でセキュリティ上のリスクとなる事がありますので、ファイルの一覧表示を無効にします。
1)cPanelから、詳細>インデックスをクリックします。
2)フォルダの一覧が表示されたら、public_htmlディレクトリの左側のフォルダアイコンをクリックします。
3)public_html内のフォルダが表示されますので、先ほど追加したドメイン名のドキュメントルートのフォルダをクリックします。
4)インデックスなしを選択し、保存をクリックします。
5)設定完了画面が表示されましたら、設定完了です。
WordPressデータのアップロード
1)FTPソフトを使用し、mixhostのサーバーに接続します。FTPソフトの設定方法はこちらをご参照下さい。ここでは例としてFFFTPを使用しますが、他のFTPソフトをご利用いただいても問題ございません。
2)サーバー側で設定した独自ドメインのドキュメントルートをダブルクリックし、移動します。
3)ドキュメントルートに移動したら、先ほどダウンロードしたInstaller(install.php)とArchive(zipファイル)の2つをアップロードして下さい。これでデータのアップロードは完了です。
MySQLデータベースの作成
1)cPanelのデータベース>MySQLデータベースウィザードをクリックします。
2)作成するデータベース名を入力し、次の手順をクリックします。
3)データベースユーザーを作成します。ユーザー名とパスワードを入力し、ユーザーの作成をクリックします。ユーザー名とパスワードはお好きなものをご設定下さい。
4)ユーザーに与える権限を設定します。すべての権限にチェックを入れ、次の手順をクリックします。
5)完了画面が表示されたらMySQLデータベースの作成は完了です。
復元
1)http://独自ドメイン/installer.php、またはhttp://www.独自ドメイン/installer.phpにアクセスして下さい。
2)Duplicatorのアーカイブの展開画面が表示されます。
I have read and accept all terms & notices (required to continue)にチェックを入れ、Nextをクリックします。
2)アーカイブの展開が開始されますので、しばらくお待ち下さい。
3)データベースのインストール画面が表示されますので、画像の①に先ほど作成したデータベース情報のDatabase(データベース名)、User(データベースユーザー名)、Password(パスワード)を入力し、②のTest Databaseをクリックします。
③にSuccessと表示されたら、④のNextをクリックします。
4)確認メッセージが表示されますので、Yesをクリックします。
4)データ置換画面が表示されます。右下のNextをクリックして下さい。
5)完了画面が表示されます。これにて復元作業は完了です。
セキュリティ対策 ※必ず実行して下さい
移行時にできた不要なファイルを削除します。セキュリティ上のリスクがありますので、必ず削除して下さい。
1)先ほどの完了画面の、Site Loginをクリックします。
※WordPressの管理画面が表示された場合はログインします。
2)WordPress管理画面にて表示された2. Ramove Installation Files Now!をクリックします。
3)正常に不要なファイルが削除された場合、完了画面が表示されます。
※1)にてSite Loginを行わなかった場合、以下の手順から不要ファイルを削除します。
- Wordpressの管理画面を開きます。
- Duplicator->Toolsを開きます。
- 画面上部の「Cleanup」を押下し、「Remove Installation Files」を押下します。
4)以上で不要なファイルの削除は完了です。
動作確認
1)独自ドメインにアクセスして動作を確認します。
http://独自ドメイン/
wwwを含む独自ドメインを利用されている方は、次のURLをご利用下さい。
http://www.独自ドメイン/
2)正常に動作していることを確認します。
移転作業の完了
ネームサーバーを変更する方法 [初心者向け]を選択された方
お疲れ様でした。移転作業は完了しました。WordPressをお楽しみ下さい。
hostsファイルを使用する方法 [上級者向け]を選択された方
1)ドメインのネームサーバーを、ドメイン管理会社様にてご変更下さい。ネームサーバーの確認方法はこちらをご参照下さい。
2)数時間から72時間程度でネームサーバーが変更されます。しばらくお待ち下さい。
3)ネームサーバー変更してから、72時間経過後に、お客様にて設定されたhostsファイルの記述を必ず削除して下さい。
4)お疲れ様でした。移転作業は完了しました。WordPressをお楽しみ下さい。