mixhostサーバーでDMARC認証を設定する方法についての記事です。
DMARC認証は、SPFやDKIM認証に失敗した「なりすまし」の可能性があるメールについて、ドメインの所有者が受信者に対し取り扱いを指定することができる仕組みです。
STEP1:cPanelにログイン
cPanelにログインします。
STEP2:ドメイン>ゾーンエディタを開く
STEP3:DMARC認証を設定する対象ドメインの「管理」をクリック
STEP4:「+ 記録を追加」の「▼」から"「DMARC」記録を追加"をクリック
STEP5:DMARCレコードの設定
詳細設定:「Optional Parameters」をクリックすることで詳細設定が行えます。
設定完了後は「記録を保存」をクリックしてください
各項目について
TTL | リゾルバやブラウザがレコードをキャッシュに保持する時間の長さを指定します。 通常、ドメインの DMARC レコードは変更されないため、より高い TTL を安全に使用することが出来ます。 |
ポリシー |
認証チェックに失敗したメールに対する受信側の振る舞いを指定します。 なし(p=none) 隔離(p=quarantine) 拒否(p=reject) |
DKIM モード |
DKIM の調整ポリシーを設定します。 デフォルト値 Relaxed 厳格 参考:調整の仕組み |
SPFモード |
SPF の調整ポリシーを設定します。 デフォルト値(aspf=r) Relaxed (aspf=r) 厳格(aspf=s) 参考:調整の仕組み |
割合 |
DMARCポリシーを適用するメールの割合(%)を指定します。 |
Generate Failure Reports When |
失敗レポートの送信条件を設定します。 デフォルト値 (fo=0) 全チェック失敗 (fo=0) メールがSPFとDKIMの両方のアライメント(DKIM モード/SPFモードの調整ポリシー)に失敗した場合、DMARCの失敗レポートが送信されます。 チェック1つ以上失敗 (fo=1) 項目なし (fo=d) 項目なし (fo=s) ※fo=d、fo=sを設定する場合は「生」タブをご使用ください |
レポート形式 |
失敗レポートのフォーマット (形式) を指定します。 デフォルト値 (rf=afrf) AFRF (rf=afrf) IODEF (rf=iodef) ※プロバイダーが IODEF 形式をサポートしていない場合は、AFRF を使用してレポートを送信するか、何も送信しないことがあります。 |
レポートの間隔 |
集約レポート (aggregate report) の生成および送信の間隔(秒)を指定します。 デフォルト値 (ri=86400) |
統計メールレポートの送信先 |
(オプション)ドメインの DMARC アクティビティに関するレポートを受け取るメールアドレスを指定します。 (rua=mailto:xxx@xxx.xxx.xxx) |
機能レポートの送信先 |
(オプション)ドメインの DMARC 失敗レポートを受け取るメールアドレスを指定します。 (ruf=mailto:xxx@xxx.xxx.xxx) |